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マスカレードナイト(本)を読んだので感想【ネタバレあり】

 

東野圭吾さんの『マスカレードナイト』を読了。
前作の『マスカレードホテル』がとても面白かったので、続編も楽しみにしてました!
さっそく感想を書いていきたいと思います。(ネタバレあり)

ちなみに今回は、練馬区のマンションの一室で若い女性の他殺体が発見され、ホテル・コルテシア東京のカウントダウン・パーティに犯人が現れるという密告状が届く、というお話です。

カウントダウン・パーティで事件!?映画のワンシーンが想像できる・・

感想:とても面白かった!さすが東野圭吾。ただ、真相はちょっと前回の『マスカレードホテル』のデジャブ?

話のテンポ

さすが東野圭吾、めちゃくちゃ面白い。
おなじみの山岸尚美と新田浩介の絡みにニヤニヤ。
特に山岸尚美の敏腕ホテリアーぶりが素敵。
できる女って素敵!
今回はコンシェルジュとして大活躍しているのだけれど、
え、そんな依頼にも応えちゃうわけ?(笑)というシーン
が結構あり、正直現実これはないなーなんて思った。
でも、この今作はこのスーパーコンシェルジュ山岸というタイトルがついてもおかしくないくらい、
中盤まで困ったお客相談の話が大半を占める。その話が面白くてテンポが良くてのめり込んでしまった。

キャラクター

キャラクターとういう意味では、今作初登場の氏原というフロント係が良い味を出してました。超堅物で感じ悪ーいんだけど、めちゃくちゃ仕事できる。ホテルマンはあらゆるお客様を観察し、場合によっては忖度する。新田にも意地悪なんだけど、なんだかんだ話が進むにつれ信頼関係ができていくのも良かった。初期の山岸と新田の関係に少し似てるかも。

犯人と結末

犯人は、確かに意外な人物。その種明かし方も上手い!
だけど、、やっぱりマスカレード・ホテルとパターンが
同じ・・・!いや、そのパターンが素晴らしいんだけども!

小さな事件があって、それが解決して、なーんだこの人怪しかったけど犯人じゃなかったんだ〜、からの、
実は犯人でしたパターン。マスカレード・ホテル読んでなかったら、マジか!!!!っとなってたな。

それにしても犯人はともかく、ホテルの中でくり広げられる様々な事件からカウントダウンパーティまで、
その情景が鮮明に頭に入ってくる、まるで映画を見てるよう。
(ホテルという空間をよく知っているというのもあるけど)
やっぱり東野圭吾の小説は面白い!

感想まとめ:マスカレードホテル読んだ人は、ラストだけちょっと物足りないかもだけど、マスカレードナイトは普通にめちゃくちゃ面白い。

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